グラデーションパターンとは滑らかな透過率または反射率変化をもったパターンを指します。エクアでは独自のデータ処理技術で、リニアな変化だけでなく、正弦波、放物線など種々の曲線の設計が可能です。
透過型は、ガラスタイプとフィルムタイプがあります。ガラスタイプは高精度描画装置を用いて最小サイズ2umの微小ドットによる滑らかなグレースケール表現を可能にしております。フィルムタイプにおいてはユニークな精密露光プロセスにより、極めて滑らかで、かつ自由な濃度変化のグラデーションパターンを実現しています。
反射型では印画紙にて、印画紙の豊かな中間色表現によりパターンが作成されている製品もございます。
ガラス基材による製作例
<回転型グラデーション>
ガラス基板上にクロム薄膜にてグラデーションが表現されております。グラデーションの濃淡は、最小2umのドットの配置比率にて構成されております。
<ラジアルグラデーション>
中央から周囲に向かって透過率が高くなるよう設計されたパターンです。
<同心円グラデーション>
同心円のパターンに、正弦波の繰り返しを組み合わせたパターンです。
<水平グラデーション>
正弦波のグラデーションが水平方向に繰り返し表現されたパターンです。
PET基材による製作例
PET基材によるグラデーションパターンです。ガラス製品に比べラフなパターンとなりますが、取り回しの良さや費用面でのメリットがあります。グラデーションの濃淡はドットの配置比率にて構成されております。
印画紙基材による製作例
印画紙を使用したグラデーションパターンです。グラデーションの濃淡をグレーにて表現することが可能です。
グラデーションパターン
グラデーションパターンを用いて光の透過率を滑らかに変化させることができます。調光用パターンなどとして用いられます。透過率はリニアな変化だけでなく、正弦波、放物線など種々の曲線に対応しており、基板はガラス、PET等のほか紙媒体も使用可能です。